Posted : Nov 28th 2010
Red Bull BC One Tokyo開催
優勝は、ブラジルの Neguin
優勝を祝う Neguin
エナジードリンク・ブランドのレッドブルは、11月27日(土)に、国立代々木競技場 第二体育館で
1 対1ブレイクダンス・バトルの世界最高峰コンテスト“Red Bull BC One” を開催しました。
開催7年目にして、初の日本開催を迎えたRed Bull BC One。チケット発売後、アリーナ席が40分で完売するなど、B-Boyシーンから熱い注目を集めたこのイベントは、当日も開場前から入口前に長蛇の列が並び、会場はBC One史上最大となる3,200人の観客で満員となりました。そして、19:00のMC Rhazelの登場と共に、多くの人が待ちわびたバトルの火蓋がようやく切られました。
世界最強のB-Boyを決める闘い舞台に上がったのは、世界トップクラスの16名。B-Boyたちは、この日のために進化させたムーブを連発し、その人間の想像を超えたB-Boyたちの動きに、観衆は大いに魅了されました。そして、栄えある称号を、ブラジルのNeguin(ネギーン)が手にしました。
Red Bull BC One 2010には、日本からはTaisukeとToshikiの2名が参戦。年齢、そして誕生日までが一緒のこの従兄弟は、幼少の頃より一緒にダンスシーンの最前線で活躍し、日本のB-Boyシーンをけん引してきました。しかしながら、5人の審査員によって決勝に導かれたのはブラジルのNeguinとオランダのJust Do It(ジャスト・ドゥー・イット)。キレのあるダイナミックなムーブに、カポエラそして、ブラジル・サッカーに通じる神秘的なムーブで、トーナメント1回戦から決勝に至るまでの3試合を通して、観客に期待と驚きを提供し続けたNeguinが、4-1でJust Do Itを下し、見事初優勝を果たしました。
日本でのB-Boyの起源はアメリカの映画監督チャーリー・エーハーンが作ったWild Styleにさかのぼります。1983年に製作されたこの映画は、来日プロモーション・ツアーが行われ、日本中にHip Hopの種が撒かれました。そして当時、10代でこのツアーに参加した元Rock Steady Crewのメンバーで、今大会の審査員を務めたKen Swift(ケン・スイフト)は、「Neguinはすばらしいエンターテイナーであり、優勝にふさわしい安定感のあるB-Boyだ」と語っています。
今大会のDJを務めたのは、日本のHip Hopシーンを代表するDJ Mar。それに「Godfather of Noyze」ことRhazelがヒューマンビート・ボックスで会場を盛り上げ、NYから来日したBig Daddy Kaneが自身のヒット・チューンを披露。それに呼応するように、B-Boyならびに審査員が全員ステージに上がり、Big Daddy Kaneのフローにのってブレイクダンス・バトルが急遽スタート。予定されていなかったショーに対し、観衆は大いに盛り上がりました。
残念ながら準優勝に終わったJust Do Itは「世界中のB-BoyにとってRed Bull BC Oneは夢のような大会だ。そんな大会に出場できたことを誇りに思う」と大会前に語っていましたが、決勝戦後、「今日の自分はベストパフォーマンスとは言えない出来だったが、決勝に残ることができて嬉しかった。Neguinの優勝を心から祝福する」とコメントし、Neguinと強く抱き合いながら「俺たちが勝者だ。死ぬまで踊り続けるぜ」と叫びました。
Neguinは自分の技の多彩さ、本格さが優勝の理由だと分析しています。「見るものすべてがB-Boyのインスピレショーンにつながる。鳥が飛んでいる姿を見たら、飛ぶ鳥のように踊ることも可能だ。日本のファンは素晴らしい。彼らの応援のおかげで、より良いパフォーマンスができたよ」とコメントしています。
Taisuke コメント
Q.日本初開催のBC Oneに日本代表として出場した感想は?
一回戦負けという結果は予想していなかった。誰かに自分が勝っていたと言われても、今回は自分の負けです。もっと練習して、次に繋げていければと思います。
Q.この大会を通して得られたことは?
今回の大会に賭けていたのですが、こういう結果になって、やっぱりRed Bull BC Oneは甘くないということがわかりました。過去ホームの大会で優勝したダンサーはいません。ホームだからこそのプレッシャーや、過剰な期待など、今回の敗戦でホームで勝てない理由が少しわかったような気がします。でも負けたのは自分の実力不足です。
この大会で今後のダンスシーンやB-Boyシーンが変わることを期待しています。今は練習場所が屋外や駅の構内など、環境は恵まれてはいません。他の国では、スタジオやオペラハウスで練習することができるし、何よりスポンサーになってくれる企業がありますが、日本ではそういったことが全くありません。B-Boyやダンサーは悪いイメージを抱かれがちですが、ダンスをやっている人に悪い人間は
いないことを知ってほしいと願っています。メディアでもっと取り上げてもらうことが出来れば、練習環境も良くなって、もっと世界に行けるようになれると思うし、日本人ダンサーのスキルはレベルが高いので、きっと世界一になれるダンサーも出てくると思う。
Toshikiコメント
Q.日本初開催で、日本代表として出場した感想は?
Red Bull BC One初出場でしたが、なんとか1回戦勝つことができましたが、でもやっぱりそんなに甘くなかったなと思いました。Taisukeの分まで頑張ろうと思ったのですが、負けてしまったので、悔しいです。次はもっと頑張りたいと思います。
Q.この大会を通して得られたことは?
この大会に出る前はダンスを面白いと感じることが出来ず、正直踊ることをやめようかとも思っていました。しかしRed Bull BC Oneに出場するこが決まった時は、本当に嬉しかったです。再び本気でダンスを始めるきっかけとなり、やっぱりダンスはすばらしい、楽しい、B-Boyって素敵だなと思うことが出来ました。
Neguinコメント
日本に来ることができて、とても嬉しかった。Red Bull BC Oneに限らず、日本のすべてが素晴らしかった。やっとワールドチャンピオンになることができ、ただただみんなにありがとうと言いたいです。
Q今回チャンピオンになるためにどんな準備をした?
とにかく一生懸命に取り組みました。でも僕は大会のために練習しているのではなく、ただ自分のためにやっています。大会のためにダンスしているわけではなく、それが僕のライフスタイル。トレーニングというより、ただ楽しいからやっていて、ハッピーになるためにダンスをしている、それだけです。
Q.今回の大会で得られたことは?
今までの人生で一番大きい経験でした。今回で2回目の出場で、前回の経験があったからこそ、上手くなれたと思います。今回の経験でまた次もっとうまくなると思います。日本でのこの大会は、本当に忘れがたい経験になりました。
Q.これを見ている世界中のB-Boyにアドバイスをお願いいたします
ダンスはハートでやるもの。どんなことをやろうとしても、ハートが何よりも大切。ハートを大事にすれば、きっと上手くなれる。そして神様を信じましょう。
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